心を癒す緑茶のパワー
みなさんは普段緑茶を飲みますか?
最近はオシャレなカフェも増えており、コーヒーを飲む方が増えているかもしれません。コーヒーもカフェインやポリフェノールが含まれており、適度な量は健康に良いとされている飲み物のひとつです。
実は、緑茶にはメンタルヘルスにも良いという報告があります。
緑茶にはコーヒーには入っていない特有のアミノ酸である「テアニン」が含まれています。
この成分はグルタミン酸に類似した物質で、ストレス軽減、抗うつ作用、認知機能改善などの効果が報告されています。(1、2、3、4)
薬ではないので、即効性や明確な効果には乏しいかもしれませんが、
同じ飲み物を飲むのであれば、日々の生活に少し取り入れてみるのもオススメです!
緑茶の効果を最大限に引き出す飲み方とは?
緑茶は一般的には80℃程度で1,2分ほど茶葉を浸して淹れることが多いです。この温度ではカフェインやカテキンが多く抽出されて苦味と渋みも引き立ち風味が楽しめると言われています。
しかし、カテキンやカフェインがテアニンの作用をある程度打ち消してしまうという報告もあり、「テアニン」を効果的に服用するには、水出しがオススメです。(5)
水出し緑茶は、少し多めにストックしておくと、喉が渇いた時にすぐに飲めて良いかもしれません。
❶茶葉を10g程度(大さじ2〜4)ボトルなどにいれる
❷そこに1Lのお水ををいれ、冷蔵庫で3〜10時間かけてじっくり抽出する
こちらは、1Lで作る場合なで適宜量を調整して下さいね!
就寝前に準備して冷蔵庫に入れておくと、翌朝から楽しめます。注意としては抽出時間が長くなると苦味が強くなるのでお好みの味で茶葉を取り除くと時間が経っても味の変化がなく楽しめます。
おすすめの緑茶ブランドセレクション
①EN TEA
EN TEAさんは2016年創業の比較的新しいブランドです。茶葉ではなくティーバッグをメインに販売しており、手軽に飲めるのも魅力的です。デザインが美しく、味だけではなく、見た目も楽しめます。水出し緑茶や専用のボトルも販売されています。
②一保堂茶舗
こちらは創業1717年と歴史のあるお茶屋さんです。パッケージは伝統を残しつつ時代の変化に沿った素敵なデザインです。茶葉とティーバッグの両方とも販売されています。もちろん、水出し緑茶もありますよ!ホームページにはお茶と合わせたレシピや、スタッフのオススメお茶紹介など読んでも面白い内容もあるので、一度サイトをみてみるのも楽しいかもしれません。
③カネ十農園
カネ十農園さんは1888年創業の静岡県牧之原市にあるお茶農園です。栽培した茶葉を収穫から加工まで自社で行なっています。長年培われてきたお茶の技術とモダンなパッケージが相待って魅力的な商品です。こちらも、茶葉とティーバックの両方とも販売されております。1日1杯、新しい習慣に取り入れてみてはどうでしょう。
まとめ
緑茶は特別な機械がなくてもお家で手軽に飲めます。
水出しの冷たい緑茶は、日々のご飯にも合いますし、テアニンも効果的に摂取できて一石二鳥ですね!
ぜひ、今回ご紹介した方法で、「緑茶」飲んでみて下さい!
疲れた時にはちょっと甘いものも一緒にひとやすみも良いですね。
皆さんの日々の暮らしが、豊かになりますように。
参考文献
1)Shinsuke Hidese,et al,Nutrients. 2019 Oct 3;11(10):2362. doi: 10.3390/nu11102362: Effects of L-Theanine Administration on Stress-Related Symptoms and Cognitive Functions in Healthy Adults: A Randomized Controlled Trial – PMC
2)Keiko Unno,et al, Phytomedicine. 2016 Nov 15;23(12):1365-1374. doi: 10.1016/j.phymed.2016.07.006. Epub 2016 Jul 25:Anti-stress effects of drinking green tea with lowered caffeine and enriched theanine, epigallocatechin and arginine on psychosocial stress induced adrenal hypertrophy in mice – PubMed
3)Yoshitake Baba,et al, J Med Food. 2021 Apr;24(4):333-341. doi: 10.1089/jmf.2020.4803. Epub 2021 Mar 22: Effects of l-Theanine on Cognitive Function in Middle-Aged and Older Subjects: A Randomized Placebo-Controlled Study – PubMed
4)功刀浩,et al,日本生物学的精神医学会誌27(4):177-181,2016,緑茶成分テアニンの向精神作用について:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsbpjjpp/27/4/27_177/_pdf/-char/ja
5)海野けい子,Kagaku to Seibutsu 59(1):30-35(2021),緑茶のストレス軽減及び抗うつ作用:緑茶のストレス軽減および抗うつ作用
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