最近仕事に行くのが辛いです、、、ちょっとお休みもらおうかな
しっかり休むのも大事よ!でも休職ってどういう感じなのかな、、、
多くの方は会社など、どこかに勤め、決められた日は仕事をされていると思います。仕事は私たちの人生の大きな時間を占めており、仕事での達成感ややりがい、仲間との繋がりは日々の生活に充実感を与えてくれます。
しかし、生きていれば体だけではなく心も山あり谷ありです。心の不調で仕事を休む必要がでてくる場合もあると思います。今回はそんな場合にどうすればいいか、休職の流れについてお話しします。
休職とは
労働者側の個人的な事情によって、雇用契約を維持したまま、職場での労働義務を免除されることです。欠勤や休業とは異なります。
・休職→会社が正式に労働義務の免除
・欠勤→労働義務があるけれど従業員が個人事情で休む
・休業→会社側の都合・法律規定(産前産後休業、育児休業、介護休業など)
休職の種類
①私傷病休職
業務や通勤以外の原因で怪我や病気になり休職する場合
→メンタルヘルス関連の休職はこちらに含まれます。
②その他
→自己都合休職、留学、自己欠勤、出向など
休職中の給与・手当
・給与/賞与→一般的に支給なし
・社会保険/税金→無休でも発生する(健康保険、住民税、厚生年金保険など)
・手当→傷害手当金、会社の規定に従った手当、労災保険給付金
*傷害手当金:病気やけがのために働くことができなかった場合、4日目〜最長1年6か月間、休んだ日に対して標準報酬日額の2/3が支給されます
*会社の規定:こちらは会社によるので確認しましょう。
*労災保険:業務上や通勤途中に病気や怪我をした場合の補償
傷病手当金 | こんな時に健保 | 全国健康保険協会より抜粋
休職はどのようにするか(手続き)
今回はメンタルヘルスの不調で休職したい場合の一般的な流れについてご紹介します。
まずは、精神科や心療内科などのメンタルヘルスを専門にした医療機関を受診することをお勧めします。会社に産業医がいる場合は産業医に相談してみても良いです。精神科に受診した事がなく、行くことに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、メンタルヘルスの不調は決して恥ずかしいことや、怠けなどではありません。早期に正しい対応をすることで重症化を防ぐ事ができます。なので、不調を感じていたり、生活に支障が出ている場合は一度、専門家に相談してみて下さい!誰かに相談するだけでも心が軽くなります。
最近は家でできるオンライン診療も増えているのではじめの一歩はオンラインもいいかもしれません。
ご自身で不調を感じていて、休職したい場合はまず、会社での休職申請方法を確認しましょう!以下のようなことを事前に確認しておくとスムーズです。
・休職手続きの申請方法
・休職中の給料・手当
・休職可能な期間
・休職中の連絡方法
診断書や休職届の提出が必要なことが多いです。
・診断書
診断書は医療機関で医師に発行してもらう必要があります。
外出するのが大変な場合は、オンライン診療で診断書を受け取ることができるクリニックもあります。
・休職届
休職届は会社によって決められたフォーマットなどがある事が多いので、事務の方などに確認しましょう。
まとめ
今回は休職について、定義や手続きなどをご紹介しました。
仕事休んでいいのかな?周りにどう思われるだろう?給料はどうなるのだろう?
いざ仕事を休みたくても色々な不安が出てくるかもしれませんが、調子が悪い時はしっかり休むことも大事です!
- メンタル不調の休職→私傷病休職
- 休職中は給料はないが、手当がもらえる
- ①専門家に相談→②休職申請方法の確認→③書類提出
参考文献
1)介護業界に特化した「弁護士法人かなめ」運営の法律メディア:うつ病で休職!判断基準や期間、手続きや注意点など対応方法を徹底解説 – かなめ介護研究会
2)KEIYAKU WATCH:休職とは?主な休職理由・欠勤や休業との違い・給与・手当・手続き・注意点などを分かりやすく解説!
3)free:休職とは?欠勤や休業との違い・期間・給与・手当の条件など分かりやすく解説 | 経営者から担当者にまで役立つバックオフィス基礎知識 | クラウド会計ソフト freee
4)働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト こころの耳:第3回 社員がメンタルヘルス不調で休業することになったら:社会保険労務士に聞いてみよう-メンタルヘルスQ&A-|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト
5)弁護士が解説!5分で分かる、私傷病休職(メンタルヘルス)の基礎知識と実務対応(就業規則例を含む) | 特集記事 | P-Tips | ピー・シー・エー株式会社
6)休職のタイミングはいつ? 職場原因の「心の病気」 産業医「朝起きられずそのまま休職するケースも」 | AERA dot. (アエラドット)
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